河合優実主演、映画『ナミビアの砂漠』（2024年公開）場面写真 （C）2024『ナミビアの砂漠』製作委員会

　「第77回カンヌ国際映画祭」監督週間に正式出品される、山中瑶子監督、河合優実主演の映画『ナミビアの砂漠』（2024年公開）のカンヌ版予告編とポスター、キャスト情報が解禁となった。 【動画】映画『ナミビアの砂漠』カンヌ版予告編 　19歳の時に撮影、初監督した『あみこ』（2017年）で注目された山中監督の本格的な長編第一作となる本作。主役に抜てきされた河合は、21年に公開された『由宇子の天秤』、『サマーフィルムにのって』の演技で数々の映画賞の新人賞を総なめにし、最近ではテレビドラマ『不適切にもほどがある！』で話題沸騰、新時代のアイコンとして引く手あまたとなっている。 　『あみこ』が公開された当時学生だった彼女はこの映画を見て俳優になりたいと思い、山中監督に「いつか出演したいです」と直接伝えに行ったそう。その思いが早くも叶えられたのが『ナミビアの砂漠』だった。 　今回解禁となったカンヌ版ポスターは、謎のピンクの背景に河合演じる主人公カナの後ろ姿が映っている。ここはどこなのか、彼女は笑っているのか、泣いているのか。私たちの想像を掻き立てるビジュアルだ。 　21歳のカナは自分が人生に何を求めているのかさえわからない。何に対しても情熱を持てず、恋愛ですらただの暇つぶしだ。カンヌ版予告編では、疾走するカナ、弾けんばかりの笑顔、怒り、虚無…カナの爆発寸前のエネルギーをみずみずしく、そして魅力的に演じる河合の姿に目を奪われる。 　カナと徐々に関係を深めていく自信家のクリエイター、ハヤシ役で金子大地。カナと同棲し、身の回りの世話をやく恋人・ホンダ役で寛一郎が共演。金子、寛一郎とも、山中監督、河合とともに、カンヌ国際映画祭に出席する。 　そのほか、カナを取り巻く面々として、『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』（23年）の新谷ゆづみ、ドラマ『不適切にもほどがある！』ほか、さまざまな映画、テレビで活躍する中島歩、日韓両国で活動する唐田えりか、『悪は存在しない』（24年）の渋谷采郁らが出演、それぞれ印象深いキャラクターを演じる。