「何を隠したいの?」万博工事見学ツアー “撮影は1カ所のみ” リング限定に非難轟轟
6月30日、大阪・関西万博の会場見学ツアーが開始された。会場のシンボルとなる「大屋根リング」や各国のパビリオンなどの工事現場を見学し、万博の気運を高める目的で、この日は約200人が参加した。 募集後に変更された応募要項【ビフォーアフター画像あり】 ただ、このツアーにはある問題が……。 「写真の撮影が厳しく制限されているのです。撮影箇所は、リングをバックにした1カ所のみ。しかもカメラやスマホをスタッフに渡しての撮影で、ツアー客自身が撮影することは禁止と、非常に厳しいものです。 ツアーのパンフレットには、禁止の理由を『工事現場での安全配慮等の観点から』としていますが、せっかく万博会場をひと足さきに見られるにもかかわらず、これでは楽しみも半減でしょう」(週刊誌記者) 募集当初のパンフレットには、ここまでの細かなルールが記載されておらず、《写真・動画撮影(SNS投稿含む)が可能な場所を限定させていただきます。当日添乗員等がお伝えしますルールに従っていただきますようお願いします。特に、工事関係者や工事車両、 特定の資機材などが写り込むような撮影は禁止させていただきます》としか書いてなかったこともあり、憤慨の声が集まっている。 Xでは、 《万博盛り上げるための #見学ツアー だったんじゃないの?万博協会は馬鹿なの?》 《万博やねんから盛大に宣伝したらええのに》 《だいたい、今どき万博リング見学で写真を自由にとれないとか、維新、吉村洋文は何を隠したいの》 など、非難轟々となっている。 Xでは、ツアー参加者がアップした写真が複数見られるものの、ほぼ同じアングルで撮影されたものばかりとなっている。 「会場では3月、溶接の火花が地下から発生したメタンガスに引火して爆発、コンクリート床約100平方メートルが損傷する大事故が起きています。 また6月には、会場から道路をはさんだコンテナターミナルで、強い毒性を持つヒアリ約550匹が見つかりました。6月21日には、参加予定だったアルゼンチンとニウエの撤退が発表されています。撤退はメキシコ、エストニア、ロシアに次いで5カ国です。 また、パビリオン建設に未着工の国もあり、2025年4月の開幕に間に合わない可能性も指摘されています」(同前) これだけのトラブルを抱えながら、チケットの販売状況も思わしくない。6月26日時点での販売枚数は約300万枚で、前売り目標1400万枚の約21%にとどまっている。 見学ツアーは10月まで6回の開催が予定されており、7月1日午前に7月28日と8月4日分の予約受付が始まったが、早々に満席となっている。せっかくの機会、もっと宣伝に有効活用してはいかがかーー。
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