ディズニーのトップクリエイターが日本の街を“創造”/ベイマックス
『アナと雪の女王』のウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオが制作する最新作『ベイマックス』(12/20公開)の舞台、サンフランシスコと東京を融合して作られた架空都市“サンフランソウキョウ”の写真が、世界に先駆けて日本公開となった。 【動画】ディズニー最新作『ベイマックス』予告編公開 今回、公開された画像の街並みは、サンフランシスコの地形をベースに、日本の要素が盛り込まれたこの架空都市となっている。アメリカの街には存在しない電信柱の電線、路地の雰囲気、日本語の看板など、日本を徹底研究して創造されている。「新橋では?」「日本橋では?」など、想像力がかき立てられる画像となっている。 本作で日本の要素を取り入れた理由について、プロデューサーのロイ・コンリ氏は「僕らはみんな日本に恋しているんだ」と説明。また、日本へ強いこだわりを持つドン・ホール監督は「いい加減な“日本”テイストをサンフランソウキョウへ持ち込みたく無い」とし、ディズニー・アニメーション・スタジオで長年働く日本人トップクリエイターのマット鈴木さんを始めとする30人以上のチームが“サンフランソウキョウ”を創りあげているという。 制作を担当したマット鈴木氏は「このスタジオ(ディズニー)には、日本のアニメーションやカルチャーに影響を受けているクリエイターがとても多いです。もしかしたら僕より詳しいかも(苦笑)」と、日本人クリエイターのみならず、多くのディズニーのクリエイターたちが、日本のアニメや造形美、東京の風景に日頃より影響を受けている。製作陣は、監督をはじめとするクリエイターたちが訪日し、日本を徹底的にリサーチ。『ベイマックス』が身につけている鈴のデザインもそのときに出会ったという。マット鈴木さんは「ここまでディティールにも、こだっている作品は今までに無いんじゃないかな?」と話している。
■公開情報 『ベイマックス』 監督:ドン・ホール/クリス・ウィリアムズ 製作:ロイ・コンリ 配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン (C) 2014 Disney. All Rights Reserved.