立憲・野田佳彦代表 参院選での野党候補一本化に意欲「劇的な変化を起こす最大の要因に」
立憲民主党の野田佳彦代表(67)が6日、BSフジ「BSフジLIVEプライムニュース」(月~金曜後8・00)に生出演し、7月の参院選の戦略について語った。 現状では定数248議席(改選124議席)のうち自民、公明の与党が140議席を確保している。野党は全体で25議席を増やせば、非改選を含めても過半数を得ることになり、衆院に続いて少数与党になる。 野田氏は「10月の衆院選挙で与党の過半数割れまで追い込みました。その力を維持して参院選に行くならば、改選議席の与党の過半数割れをまず目指すというのが、基本的な戦いの構図だと思っています」と、やや慎重な姿勢。「その上で、この国会での議論次第で、より自民党、公明党への批判が強まり、野党頑張れという機運が高まってきたならば、非改選も含めて与党の過半数割れに近づくという狙いで頑張っていきたい」とも述べた。 定数が1人の1人区をどのような陣容で戦うかがカギとみている。「自民党、公明党が組むと、とても強いんですよね。そのとても強い相手に野党がバラバラで戦っていったら、とても勝ち目がない」と分析。「だとすると、なるべく候補者を一本に絞って、自民党、公明党の一騎打ちに持っていくことが、劇的な変化を起こす最大の要因になると思っていますので、その調整をぜひしていきたい」と述べ、野党間での候補者一本化を可能な限り目指していく考えを示した。 衆院選では実現しなかった野党候補の一本化。現状については「個別の選挙区の予想までは行っていません」としつつも、「事実上の立憲と国民と連合とその他、社民党などなど、4つか5つの政治グループが集まって候補者を作っていくということは、散発的にできてきている」と手応えを口にした。 また、日本維新の会が一本化に向けて予備選の実施を提案していることについては、「維新も幹事長が考えているというので、お聞きしたい。維新と立憲だけじゃなくて、他の野党も巻き込まないと意味がないだろうし」と述べた。