「リンダはチキンがたべたい!」吹替に安藤サクラ&リリー・フランキー、約6年ぶり共演
アニメーション映画「リンダはチキンがたべたい!」が日本語吹替版でも公開されることが明らかに。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」や映画「母性」の落井実結子が主人公リンダ役に抜擢され、安藤サクラとリリー・フランキーが「万引き家族」で夫婦を演じて以来、約6年ぶりに共演する。 【動画】映画「リンダはチキンがたべたい!」予告編(他11件) 本作はフランス郊外の団地を舞台に、亡き父が作ってくれたチキン料理をどうしても食べたい8歳の少女リンダを描いたドタバタ劇。母親の勘違いで叱られたリンダは、間違いを詫びる母に、かつて父が作ってくれたチキン料理が食べたいと懇願する。しかし、その日は街中のストライキでどこも店じまい。それでも母娘は警察官、運転手、団地の仲間たちを巻き込みながら、“思い出の料理”を食べるため行動を起こしていく。 安藤はリンダの母ポレット役、リリーは音楽好きのトラック運転手ジャン=ミシェル役で参加。レオス・カラックスの映画「アネット」に携わった作曲家クレマン・デュコルによる劇中歌のミュージカルシーンが随所で物語を彩っており、落井と安藤は歌唱にも挑戦した。安藤は「アニメーションの吹き替えは新鮮な挑戦ですが、なんだか私が演じるポレットのことは古くから知っているような感覚でもあります。どんな風に演じようか、日本語で吹き込むのが楽しみで仕方ありません」と意気込みを述べている。落井とリリーによるコメントは下記の通り。 アヌシー国際アニメーション映画祭2023で最高賞のクリスタル賞を受賞した「リンダはチキンがたべたい!」は、4月12日より東京・新宿ピカデリーほか全国で順次公開。監督を実写映画「Simple Women」のキアラ・マルタと、アニメーション映画「大人のためのグリム童話 手をなくした少女」で知られるセバスチャン・ローデンバックの夫妻が務めた。 ■ 落井実結子 コメント 最初に映像をみた時に、私が知っているアニメとは全然ちがったのでびっくりして、やってみたいと思いました。だから、リンダをやらせていただけることになって、とてもうれしかったです。リンダは、イタズラ好きだけど悪い子じゃなくて、友達と楽しく遊ぶ普通の子だと思うので、自然にやれたらいいなと思います。でも、私は普段のんびり話すのですが、この映画では会話のテンポが大事かなと思ったので、そこは気を付けてがんばりたいです。 ■ 安藤サクラ コメント 素晴らしい作品に携われること、大変うれしいです。アニメーションの吹き替えは新鮮な挑戦ですが、なんだか私が演じるポレットのことは古くから知っているような感覚でもあります。どんな風に演じようか、日本語で吹き込むのが楽しみで仕方ありません。 きっと日本語版もみなさまに愛される作品になると思います。ぜひ楽しみにしていてください。 ■ リリー・フランキー コメント ある種アナログな、本当に筆の跡が見えるような、手仕事のひとつひとつをしっかり感じることができる作品でした。色々自由に作られているものってすごく刺激的ですし、アートアニメというと敷居が高くなるかもしれないけど、このアニメーションの持っている概念、1つ1つの美しい絵とともに、物語を楽しんで欲しいですね。 (c)2023 DOLCE VITA FILMS, MIYU PRODUCTIONS, PALOSANTO FILMS, France 3 CINÉMA