ネリがパワフルミット打ちで快音!井上尚弥に「流血を見るだろう」と自信
5月6日(月・祝)東京ドームにて、プロボクシング4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)に挑戦する元世界2階級制覇王者のルイス・ネリ(29=メキシコ)が、23日都内にて公開練習を行った。シャドー、パンチングミットをそれぞれ1ラウンドずつだが、ミット打ちでは力強いパンチで快音を響かせ、そのパワーは脅威でさえあった。 【フォト】ネリのパワフルなミット打ち!会見では不敵な笑みも 囲み会見でネリは、「100パーセントの体調。マックス状態のコンディションだ」と語り、減量も「とてもいい。前回よりもずっといい」とアピールした。 ネリは先日、WBCの試合14日前の体重チェックで、規定の128ポンド(58kg)を下回る127.6ポンド(57.87kg)でクリア。現在の体重も127ポンドと語り、ドーピング検査も「3回やってきて、全部陰性」と完璧の様子だ。 今回のタイトル挑戦に向けて5ヶ月間練習してきたというネリは、「スパーリングだったり走り込みだったり、タイトルマッチに必要な練習を全部消化してきた。その結果は満足だ」と言い、過去の試合と比べても「コンディションは10倍、20倍くらい、よく仕上がっている」と自信満々。 井上に対しては「グレイトなボクサーだと思う。スピードがありパワフルで、キャパシティのある選手」としたが「私は彼から来るもの全てに備えている。必ず勝利を掴めると思う」とコメント。井上の弱点も勉強し、「いくつか見つけている」という。 これまで互いにKO宣言をしてきたが、試合展開としては「何ラウンドか分からないが、必要なラウンドにそれ(KO)が現れる」と語り、「人生の中で見たことのない、初めて見るような試合を目撃するだろう。流血を見るだろう」と不敵に予告した。 勝つ自信については「私だけでなく井上にとっても、とても厳しい試合になると思う。2人とも勝つ可能性はある。しかし私はメヒカーノ、全てをリングの上で出し、リングの上で死ぬ覚悟だ」と強く意気込んだ。 ファンへ「パウンドフォーパウンドのナンバーワンを決めるような試合を皆さんに見ていただきたい。そして4団体統一を遂げたい」とも語っていたネリ。井上が下馬評では有利だが、番狂わせはあるか。