リンゴの盗難を防ごうと、青森市では警察などによるパトロールが始まりました。 青森南警察署で行われた出動式には、警察のほか、県や農協の担当者などおよそ20人が参加。鎌田一仁署長が、危機感を持ち警戒パトロールにあたるよう呼び掛けたあと、警察車両などに乗り込みパトロールに出発しました。 青森市浪岡にある木村富裕さんのリンゴ園では、「りんごの野積みはやめましょう」などと書かれたチラシを手渡して、盗難被害の防止を呼び掛けていました。 【青森南警察署　鎌田一仁署長】 「昼・夜ともに、園地を広く見回っていきたいと思っております。不審な人・車の話があれば、それを参考にしながらパトロールを強化してまいります」 青森南警察署の管内では2024年、リンゴの盗難被害は出ていませんが、2022年にはリンゴ園からおよそ240個のリンゴが盗まれる事件が起きています。 こうした状況を受けて、木村さんのリンゴ園では2023年に防犯カメラを設置しました。 【リンゴ生産者　木村富裕さん】 （Q.防犯カメラの設置）「（盗難にあったことは）ないんですけど予防を兼ねてというか対策として」 （Q.盗難被害に対して）「やっぱり腹立たしくはなりますね。1年かけて作っているのものなので」 警察などによるパトロールは、11月半ばまで行われる予定です。