史上初の快挙!全試合逆転勝利でV、ツアー4勝目ブブリク 優勝後は恒例の投稿<男子テニス>
南フランス・オープン
男子テニスの南フランス・オープン(フランス/モンペリエ、室内ハード、ATP250)は4日にシングルス決勝が行われ、2022年の大会王者で第2シードのA・ブブリク(カザフスタン)が第4シードのB・チョリッチ(クロアチア)を5-7,6-2,6-3の逆転で破り、史上初となる全試合逆転勝利でのツアー優勝を果たすとともに、キャリア4勝目を挙げた。 【恒例】優勝を2文字で喜ぶブブリクの実際の投稿! 26歳で世界ランク27位のブブリクは今大会、3試合全てで第1セットを落としながら逆転勝ちで決勝進出を果たした。今大会は上位4シードが1回戦免除のため初戦となった2回戦のD・シャポバロフ(カナダ)戦では3本のマッチポイントをしのぎ勝利している。 決勝戦の第1セット、ブブリクは第2ゲームで先にブレークに成功したものの、終盤で2度のブレークを許し、この試合も第1セットを落とした。 それでも第2セット、ファーストサービス時に100パーセントの確率でポイントを獲得したブブリクはチョリッチにブレークポイントを一度も与えず、リターンゲームでは2度のブレークを奪い1セットオールに追いつく。 ファイナルセット、勢いに乗ったブブリクは第2ゲームで先にブレークに成功すると、サービスエースを8本決めるなどしチョリッチにブレークを与えず、最後も強烈なサービスでポイントを奪い、決勝も逆転勝ちで同大会では2年ぶり2度目、ツアー大会では昨年10月のヨーロピアン・オープン(ベルギー/アントワープ、室内ハード、ATP250)以来となる4度目の優勝を飾った。 なお、ツアー大会で全試合逆転勝ちで優勝を果たすのは史上初の快挙となった。 男子プロテニス協会のATPは公式サイトに試合後のブブリクのコメントを掲載した。 「初戦では負ける寸前だったけど、今こうしてタイトルを獲得して立っている。この1週間、応援してくれた観客に感謝しているよ」 「偉大なチャンピオンたちの写真がスタジアムの中にあって、その中に僕の顔もある。たぶん、この調子でプレーを続けていけばもっとたくさんの写真をここに残せるから、本当にうれしいよ」 トリッキーなプレーやユニークな人柄でファンを楽しませているブブリク。試合後には自身のインスタグラムを更新し、トロフィーを持つ写真と共に「へへ(4)」とのみ言葉を記した。優勝した際に「へへ」の2文字で喜びを表現するのはブブリクの恒例となっている。
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