全焼した納屋の焼け跡から遺体 自宅倒壊で避難生活の男性か 石川・珠洲市
能登半島地震の被害が大きかった石川県珠洲市で18日夕方、納屋が全焼しているのが見つかりました。焼け跡からは身元が分からない遺体の一部が見つかり、警察は地震で自宅が倒壊し、納屋で避難生活を送っていた65歳の男性とみて、身元の特定を進めています。 18日午後5時ごろ、珠洲市宝立町の上野次郎さん(65)の納屋が全焼し、鎮火している状態で見つかりました。 実況見分の結果、焼け跡から身元が分からない遺体の一部が見つかったということです。 上野さんの自宅は能登半島地震で1階部分が押し潰される形で倒壊し、近くに住む人によりますと、上野さんは地震のあと、納屋で生活していたということです。 警察は死亡したのは上野さんとみて、身元の特定を進めています。 現場は宝立小中学校から北西におよそ2キロの山間部で、周辺住民は地震の影響で避難していて、火事に気付かなかった可能性があるということです。 納屋からはストーブが見つかっていて、警察が火事の原因を調べています。
北陸放送