岡山・高梁で野生イノシシが豚熱感染 県内4例目、捕獲の1頭
岡山県は18日、高梁市内で捕獲された野生のイノシシ1頭が家畜伝染病「豚熱(CSF)」に感染していたと発表した。県内では2、3月の高梁市内、今月13日の奈義町内での感染確認に続いて4例目。 県によると11日に地元猟友会の協力で捕獲され、県の遺伝子検査で17日に陽性が確定した。県は捕獲地点から半径10キロ圏内を感染確認区域に指定し、狩猟者に対して捕獲した野生イノシシの流通自粛を求めるとともに、県内の全23養豚場に注意喚起した。 県内の飼育豚、イノシシについてはワクチン接種が進んでいるとして出荷制限はしない。 豚熱は豚やイノシシへの感染力、致死力が極めて高い一方、人には感染せず、感染した肉を食べても健康に影響はない。1968年以来、県内の養豚場では確認されていない。