【ラグビー】ルリーロ福岡のリーグワン参入が正式決定。うきは市役所での報告会に選手らが参加
設立当初から選手の雇用を受け入れている、うきは市商工会の堤豊仁(つつみ・とよひと)会長は、「当初は試合すら難しいと思っていた。まるでドラマのようだ。商工会としても選手たちの雇用先や協賛企業を増やしていきたい。」と述べた。 ルリーロ福岡は、島川大輝代表と浮羽究真館高校ラグビー部監督の吉瀬(きちぜ)晋太郎教諭の「ラグビーを通して地域貢献したい」という共通の想いからスタートした。 その後、うきは市と共に「ラグビータウン構想」を掲げた。
選手3名での船出だったが、徐々に休廃部したチームからも選手が移ってきた。 現在では筑後エリアの企業20社以上が選手の雇用を受け入れている。 浮羽究真館高校ラグビー部の学生たちは、トップ選手がすぐ隣にいる環境で毎日ラグビーをして、寮では外国人選手から英会話も学ぶ。 「目標を掲げて困難があっても努力を重ねる。私たちが生徒たちに一番伝えたいことです。そんな姿を間近で見せてくださることがとても有難いです」 浮羽究真館高校の堤香(つつみ・かおる)校長は、生徒たちが選手たちと接する意義を熱く語った。
報告会の冒頭、島川大輝代表は「地域に支えて頂いたことを心から感謝しております。今回のリーグワン参入は非常に嬉しいことです。そしてこれからがチャレンジだと思っています」と感謝と抱負を語った。 記念撮影が終わると、やや緊張気味だった選手らの歓声と「勝利の歌」が市役所に響いた。 実り多き2年目のシーズンを終えて間もないチームは、感謝と来季への希望に満ちていた。 (文/李 鍾基)