珠洲・能登の中学生、金沢到着 集団避難で1~2か月滞在へ
能登半島地震で被災した珠洲市、能登町の中学生142人は21日午後、集団避難先である金沢市の医王山スポーツセンターに到着した。雨が降る中、バスから降りた生徒はスクールバッグやキャリーケースなどの荷物を持ち、各自の部屋へ向かった。 珠洲から1年生24人、2年生46人、3年生32人の計102人、能登から1年生22人、2年生7人、3年生11人の計40人が集団避難した。教員14人も滞在し、生徒の状況を見て授業や学習支援を始める。滞在期間は1~2カ月程度の予定で、必要に応じてカウンセラーも配置する。 県教委の担当者は「学習と生活を支えるので、生徒には安心して過ごしてほしい」と話し、女子生徒の一人は「不安もあるが、なかなかできない集団生活なのでドキドキする」と笑顔を見せた。 中学生の集団避難は輪島市に続く措置。輪島、珠洲、能登の3市町で約400人がふるさとを一時離れた。