Snow Man 向井康二「自分の些細なチョイスが、いつかの自分をつくっているんだと思いながら生きたい」
向井康二と、名品と──
『MORE Spring 2024』で繰り広げられる、名品をテーマに書き下ろされたふたつの物語。巻末のストーリーを鮮やかに演じてくれた向井さんに聞いた、日々の選択の重要さと、名品について。 スウェット￥19800・シャツ￥27500／J.PRESS & SON’S AOYAMA（J.PRESS ORIGINALS） パンツ／スタイリスト私物
向井康二
むかい・こうじ●1994年6月21日生まれ、奈良県出身。アイドルグループ・Snow Manのメンバーとして活躍中。『アイ・アム・冒険少年』、『芸能人が本気で考えた！ドッキリGP』などバラエティ番組にもレギュラー出演。ファッションセンスの高さから、MOREでは着回し企画の脚本経験もあり
「この道を歩かなかったら、この角を曲がらなかったら……そんな日常の小さな選択が、今につながっているんだなって」
同じ時系列で起きたことをふたつの視点から“見て”、“読んで”楽しめるこの物語。 たとえば巻頭の“この信号を渡らず新しい道に”とか、“家に何本もたまったビニール傘”とか、日常のあるあるエピソードがリアルに描かれているのに共感。だって、実際にそういうこと僕にもありますもん。この信号を渡らなかったら誰かに会うかもしれないし、あの道を行ってみたら初めてのお店にたどり着くかも……と、まさに『Side A』の主人公みたいなことをよくしています。そういう日々のちょっとした選択の積み重ねが、新しい出会いや“今”につながっているというのがひしひしと伝わる作品でした。 実際僕だって、どこかの選択が違っていたら今はSnow Manじゃなかったかもしれない。今日の自分の些細なチョイスが、いつかの自分をつくっているんだと思いながら生きたいですね（向井さん、以下同）。
「最近買った名品は、日常をちょっとよくしてくれるものでした」
井桁さん演じる『Side A』の主人公は、素敵なファッション名品をそろえていましたが、僕が最近買った名品は……『コーヒー豆の真空保存容器』。 え、笑いました？ 僕、毎日お気に入りのコーヒー豆を自分でひいてコーヒーをいれるという世にもおしゃれな日課があるんですが（笑）。いつだっておいしく飲めるように、いい状態で保存したい！ と思っていたところ、見た目もおしゃれ、お豆にもやさしい真空保存ができちゃう容器をこのたび発見。お値段はまさかの3000円くらいで、そこも含めて大名品。 気張りすぎず、でも日常をちょっと、いや大幅によくしてくれるものと共に過ごすだけで、いつもの日々が心地よくアップグレードしている気がするんです。
