“自分は自分”なパリな人たちに魅了されて。「日本の女性はもっと自由になっていい」
パリから影響を受け、マダムの仲間入り?
パリで暮らす人、パリという街から影響を受けたこと、学んだことはまだまだあります。 仕事以外の趣味の時間を大切にし、休むことの大切さ。昔から旅は好きで仕事の合間にパッとひとり弾丸で行くことも多かったですが、今は先に旅の時間を確保するようになりました。 ときに日本だとまだわがままと取られてしまうこともあるけれど、思いや意見をきちんと自分の言葉で伝えること。そして周囲の言葉も思いも尊重すること。 パリの人たちは本当におしゃべり。でも、そのおしゃべりは他愛のないこともあるけれど、ちゃんと意志や思いを伝え合い、意見が割れるとしても理解しようとする時間でもあるんですよね。 コロナ禍を経て、2023年の秋に5年ぶりにパリを訪れました。新しいお店もたくさんできていたし、ずっと好きだったのになくなっていたお店もありました。そして以前よりもぐっと英語にフレンドリーな街になっていたことも驚きでした。 でも、なによりも変わったのは、私の視線の先。以前はパリマダムたちのファッションを憧れの視線で追いかけていましたが、今回の滞在では圧倒的に若者たちのファッションに興味津々。きっとこれは、私がマダムに片足くらいは仲間入りを果たせたってことなのかなとうれしくなりました。
ESSEonline編集部