バストからヒップのゴージャスな流線をみせた23歳・システムエンジニア 艶やかなドレス姿で優勝
無理なダイエットで心身の不調を抱えてしまう女性は多い。今回紹介するのは、トレーニングを通じて「食べないダイエット」から「食べて動くダイエット」の会得に成功し、見事な痩身美を作り上げた女性である。 【写真】バストからヒップのゴージャスな流線 加藤ゆず希さんの全身フォト一覧 「元々、今の体型から15kg太っていました。そのころに行っていたダイエットはとにかく食べない。断食、炭水化物ゼロに加えて、ありえない距離を歩いたりしていました。当然、我慢の限界がきてはリバウンドを繰り返しました。そのうち食事自体への抵抗がひどくなり、特に白米を食べることにとても恐怖感がありました」
9月1日(日)、“夏の似合う男女の祭典”として人気を博すボディコンテスト『サマー・スタイル・アワード(以下、SSA)東海帝王予選&ROOKIE CHALLENGE CUP東海帝王予選』が行われた。 脚部に大きくスリットが入り背中の空いた官能的なマーメイドドレスにて、優雅な立ち振る舞いを競うドレス部門で優勝を飾った加藤ゆず希(かとう・ゆずき/23)さん。日常ではシステムエンジニアとして働きながら社内のチアリーディング部に所属する多忙な毎日を送る。 「コンテストに出場しようと思ったきっかけは、パーソナルトレーナーの友人に誘われ、昨年のSSA決勝大会の観戦に行ったことです。華やかなステージとカッコよく作り上げられた選手の皆さんの身体に魅了され、いつか私もあそこに立ってみたいと思いました」 そこからパーソナルトレーニングジムに入会し、本格的にトレーニングを開始した。大会に向けて減量を開始するにあたり、まず驚いたのは健康的に体重を落とす食事管理だったという。 「トレーナーさんに教えてもらったのはPFC管理法(主要栄養素であるたんぱく質、脂質、炭水化物の量を計画的に数値管理する方法)でした。そこで初めて、こんなに食べてもいいのかと驚きました。脂質も40gと満足感のある量で、本当にこれで痩せられるのかと思うほどでした」 加藤さんの心配と裏腹に、体型はどんどん変わっていった。 「減量は辛いものと聞いていましたが、私はむしろ体調が良くなっていく感覚が強く、とても楽しかったです。腸内環境も良好になり、食欲に対するストレスも無く、食べて動いて痩せられるという体験に感動しました。仕事の時間が不規則なためトレーニング時間の確保はすごく大変で、仕事・トレーニングをこなすと家には帰って寝るだけという生活でしたが、すごく充実していました」 平日は朝5時半に起床しウォーキングのあとお弁当を作って出社、19:00まで就業し、ジムに2~3時間通う日々。そして毎週土曜日は社内チアリーディング部の練習や試合と日々は多忙を極めたが、とても楽しかったという。 「私はデスクワークなので、意識して動かないと1日1000歩も歩かない状態になってしまいます。なので、こうして能動的に動く機会を設けることはとても大事だなと思いました」 加藤さんは大会での優勝という結果に関してとて素直に嬉しいとしつつ、初めて「正しいダイエット」に成功したことの喜びも、とても大きいと語った。 「初の公式戦は緊張しましたがとても楽しかったです。目下は、12月8日(日)のSSA決勝大会に向けて、バックポーズやコンディションをさらに磨いていきたいと思います」
【SSAアンチドーピング活動】SSA(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:にしかわ花 撮影:上村倫代