十両・欧勝海が7連勝で勝ち越し王手「迷ったが体が勝手に動いた」
西十両14枚目の欧勝海(23=鳴戸部屋)は西十両9枚目・大翔鵬(30=追手風部屋)を破り、初日から7連勝とし、勝ち越しに王手をかけた。 立ち合いで右差し、左上手を引き、頭をつける。196キロと大きい相手のすくい投げをこらえてじっと我慢する。相手が出てきたところでもろ差し。力強く寄り切った。全勝を守った欧勝海は「直前まで立ち合いどういこうか迷った。迷っていったが体が勝手に動いてくれてよかった」と笑みを浮かべる。「勝って良かったが、やることを決めずに土俵に上がってので次にはつながらない」と反省しきりだった。 痛めていた左肩は「まで痛い」と朝から電気やハリ治療、痛み止めを飲んで土俵に上がっているという。勝ち越しを懸ける17日の中日は東十両12枚目の大青山(24=荒汐部屋)が相手。「何も考えず、相手のことだけを考え、勝ちたい」と無心で土俵に上げる。