新潟地震60年で消防訓練 ガソリンタンク火災を想定
新潟市消防局は17日、石油タンクで大規模な火災が発生した新潟地震から60年が経過したのを機に、地震によるガソリンタンク火災を想定した消火訓練を新潟市北区の油槽所で行った。 訓練には、消防隊員のほか油槽所の自衛消防組織のメンバーら計32人が参加、高所放水車など6台を使った。火元と想定した高さ約17mのガソリンタンクに放水し、地震発生から消火までの手順を確認した。 新潟市北消防署の田村由徳署長(55)は終了後、取材に「当時の経験がない職員がほとんどだ。実践に即した訓練の継続が一番大事だ」と話した。 新潟地震は1964年6月16日午後1時過ぎに発生。昭和石油の製油所で火災が起きた。