豊田会長「やっちゃいけないことをやってしまった」 車の安全性確認試験で自動車メーカー5社が不正 相次ぎ会見
そして、現行生産車2車種、過去生産車3車種の5車種で不正が発覚したマツダ。生産中の2車種(ロードスターRF、MAZDA2)では、出力試験におけるエンジン制御ソフトを自分たちの判断で書き換えました。 また、過去に生産された3車種(アテンザ、アクセラ、アテンザ/MAZDA6)では、前面衝突試験の際に、本来センサーで自動的に検知するエアバッグを、タイマーで作動させたといいます。 マツダ 毛籠勝弘社長 「業務の手順書、手続きが一部十分でなかったために、現場で自己的な解釈を生む。結果として法令に定められた手続きから逸脱する手法をとってしまうことによって生じたものであると考える」 マツダは、再試験を行い、安全性に問題はない、としています。
このほか、ヤマハでは不適正な試験条件での騒音試験の実施(現行生産車1車種 YZF-R1)や、警音器試験における試験成績書の虚偽記載(過去生産車2車種)。
ホンダは、騒音試験における試験成績書の虚偽記載など(過去生産車22車種)。スズキは、制動装置試験における試験成績書の虚偽記載(過去生産車1車種)が発覚しています。 ◇ 相次ぐ自動車メーカーの不正発覚に、車に乗る人からは… トヨタユーザー(東京・世田谷区 3日夜) 「またかなって感じですかね。一歩間違えれば命に関わることなので、そういった不正は許せない」 自分の車が含まれているか、ホームページで検索した男性は… ホンダユーザー(東京・世田谷区 3日夜) 「(生産時期が)ぎりぎりかぶっているか、かぶってないか。自分の車(車種)が入っていたのがショックですね」 ◇ 国交省は5社に対して立ち入り調査を行い、不正行為の事実関係を確認するとしています。 (6月3日放送『news zero』より)