オーディション番組に何度も挑戦する練習生が増加中!3度目の挑戦でデビューすることも 過酷でも「夢を諦めない」そのひたむきさが視聴者の胸を打つ理由
「年齢的に、練習生を続けられる期間はもう残り少ないと思います」練習生たちの切実な思い
現在放送中のサバイバル番組を見てみよう。ENHYPENを生んだ「I-LAND」の続編「I-LAND2 : N/a」では、24人の参加者中4人が、サバイバル番組へ再チャレンジをしている。バン・ジミンはILLITを生んだ「R U Next?」、フコは「ガルプラ」、ナム・ユジュは「CAP-TEEN」「青春スター」、ナナは「日プガールズ」にそれぞれ参加していた。第4話では4人の思いにスポットが当てられ、それぞれに切実な思いを吐露している。 19歳の日本人練習生フコは「ガルプラ」では存在感を示すことができなかったが、練習生として数年間努力を積み重ね、「I-LAND2 : N/a」ではリーダーシップ、歌唱力、パフォーマンス力、表現力のすべてで練習生や審査員から絶大な信頼を寄せられ、目を引く存在となっている。それまでは気丈に振る舞っていたフコだが、4話ではゲストで登場したアーティストのチョン・ソミに正直な思いを明かした。 フコは「年齢的に、練習生を続けられる期間はもう残り少ないと思います」と冷静に語りつつ、Ke1p1erの活躍を目の当たりにしながら過ごしてきた日々を、「同じ番組に出たメンバーは同じ事務所で活動しているけど、私はずっと練習生として留まっている。自分自身を見失った気がするし、練習以外の生活はすべて捨てていた気がします」と切なげに述懐。14歳の頃に「SIXTEEN」に参加して脱落を経験したのち、「PRODUCE 101」を経て見事センターとしてデビューした経歴を持つソミは、フコの思いが痛いほどにわかるといい、「これからずっと自分に打ち勝って、前に進まなきゃいけない。自分のことを応援して。できると思う」とエールを送った。
また19歳のバン・ジミンは、「R U Next?」ではファイナルまで進み、デビューが有力視されていたがまさかの脱落となった練習生。実に6年も練習生活を続けている。「I-LAND2 : N/a」でもその美貌とステージで見せるカリスマ性で高い評価を受けているが、「前のサバイバル番組でデビューできなかったので、過去を引きずっていても…。ここでデビューしなければいけないという強い気持ちを持って参加しました」と、焦るような思いを明かしている。第6話で彼女は、パート2への進出権がかかった1対1のポジションバトルで、まさかの敗北。自由にパートを選べる立場であったにもかかわらず、上手くこなせない不安から目立たないパートを選ぶという姿勢も、審査員にはマイナスに映ったようだ。窮地に立たされているジミンは果たして今回、悲願のデビューを叶えることができるのか。 そして16歳のナム・ユジュは、なんとサバイバル番組出演が3回目。努力を重ね、誠実に練習に向き合う姿が視聴者の心を動かしている彼女も「本当にデビューしたい」と切実に語っている。18歳の日本人練習生ナナは「日プガールズ」終了から立て続けのサバイバル番組挑戦が注目を浴びていたが、あえなく第5話で脱落となった。