葵祭の66代斎王代、松浦璋子さん(22)は壬生寺の生まれ育ち「幼い頃から伝統行事に触れていた、歴史を後世に引き継ぐことは重要」
京都の三大祭は、祇園祭と時代祭、そしてトップを飾るのが5月の葵祭です。 葵祭で腰輿に乗り、行列を彩るヒロインが斎王代(さいおうだい)。きょう、第66代の斎王代に選ばれた京都市出身の会社員、松浦璋子(あきこ)さん(22)が、記者会見を行いました。 璋子さんの父親で、壬生寺の貫主・俊昭さんも会見に出席しました。祖父の俊海さんは、壬生寺の長老です。 松浦さんは京都市の小学校を卒業後、龍谷大平安中・高を経て、追手門学院大学で心理学を学びました。 今春、大手旅行会社「JTB」に新入社員として入社。趣味も旅行で、大学時代はオランダに留学していたほか、各国を一人旅していたということです。 あいさつした松浦さんは、自身が生まれ育った寺のことにも触れて、「葵祭は歴史がある、壬生寺にも壬生狂言があって、幼い頃から伝統行事に触れていたから、歴史を後世に引き継ぐことが重要だと認識している。バトンを受け取ったと感じ、一生懸命取り組むつもりです」と話しました。