マツコの知らない世界に登場、スーパー「クルベ」。毎日買いたい199円の弁当も
手頃な価格の健康系スーパー「BIO-RAL」 (ビオラル)
続いて紹介するのは、首都圏・近畿圏を中心に311店舗を展開する中型スーパーマーケット「ライフ」が、2016年からスタートさせている「BIO-RAL」(ビオラル)。 オーガニック、ローカル、ヘルシー、サステナビリティをコンセプトにしたプライベートブランドとして、激安競争に巻き込まれない独自性を追求した健康系スーパーであり、2024年10月時点で9店舗にまで拡大しています。 ナッツのコーナーでは、店内で毎日つくられるピーナッツバターが人気。ビオラルだから買える商品が際立っています。 ビオラルが愛される最大の理由は、これまで価格が高いイメージのあったオーガニック、ナチュラル商品をPBとして自社開発することによって価格面での敷居を下げたこと。たとえば、「ビオラル こめ油とリンゴ酢で作った 平飼いたまごのマヨネーズ」は、リピーターの多い人気商品になっています。 そして最も感動するのは、カフェコーナー。ビオラルブランドやオーガニック食材を使ってつくられる食事メニューやスイーツは、一度食べたら通いたくなる唯一無二なものばかり。ヘルシーなのにおいしく、食べ応え抜群です。生ケーキは手土産としても喜ばれるでしょう。
茨城発のこだわり系スーパー「BLΛNDE」(ブランデ)
最後にご紹介するのは、新しい時代のニーズに合わせて誕生したラグジュアリー系スーパー「BLΛNDE」(ブランデ)。茨城県つくば市を拠点とするスーパー「カスミ」が2022年からはじめた新業態で、顧客の滞在性を重視した新しい買い物体験が魅力になっています。 好評なのが、ベーカリーと本格コーヒーを楽しめる「DELY BREAD」。まるでデパ地下や専門店のような高クオリティーのパンがずらりと並び、アプリを使えば自宅から注文・配送ができる仕組みになっています。 野菜の並べ方にも違いが見られます。青果コーナーに行くと、欧米の食材重視系のスーパーで見られるような光景が。新鮮な野菜を袋づめすることなくみずみずしく積み上げられている様子は、おしゃれな市場にいるような感覚を楽しめるでしょう。 このように店舗を考える上で海外スーパーのよい部分を参考にしながらも、寿司コーナーや納豆売り場(茨城と言えば納豆!)など、日本の食文化を大切にした売り場を融合。全体としてブランデならではの上質な世界観ができあがっています。 新しい試みとしては、独自の会員制プログラム(有料)として「BLΛNDE Prime」を導入。コーヒー・紅茶の無料提供やアプリでの医療相談ができるなど、スーパーの枠を超えたサービスを提供しています。 いかがでしたか? スーパーマーケットは食材を買うだけの場所ではなくなり、楽しさや健康志向を満たしてくれる存在として変化しつつあるのです。今回ご紹介したスーパー新業態はほんの一例ですから、みなさんの住エリアから足を運べるお店探しを楽しんでみてくださいね!
スギアカツキ