注目の若手男子プロゴルファーの素顔に迫る! 彼らのオフの過ごし方は? 今年の目標は? 【平田憲聖・杉浦悠太編】
今週、いよいよ国内男子ツアーが開幕する。2024年4月9日号の「週刊ゴルフダイジェスト」では、平田憲聖、杉浦悠太、鍋谷太一、杉原大河の4人のインタビューを掲載している。誌面には掲載しきれなかったオフのエピソードやリラックス方法など、彼らの“素顔”を紹介しよう。
目の前の課題をこなし、自分で納得のできるゴルフを【平田憲聖】
昨年ツアー2勝を挙げ賞金ランキング6位とジャンプアップした平田憲聖はこのオフ、母校・大阪学院大学ゴルフ部に500万円を寄附した。ゴルフ部では練習場やコースに向かうための送迎用車両を購入するという。 「プロになったときから、自分が頑張って成績が出たときには何か恩返しをしたいと思っていたんです。後輩たちがここ最近は全国優勝もしていて本当にすごい。彼らとツアーで一緒になることもあるんですけど、いい刺激をもらいながらプレーできます」 平田が感じる母校のゴルフ部の強みは「人間性も大事にすること」だという。 ダラダラすごすのは嫌いだという平田。オフも多少時間ができても、愛犬のププ・ビビと遊んだり、「結局、休めていないですね」。昨年の賞金で自分にプレゼントはしたか聞くと「そんなに物欲はないんです。今している時計を買ったくらいです」と静かに話す平田。 好きな食べ物は焼肉。「これしか食べたらあかんと言われたらタン塩を選びます。ツアー中も調子がいいときこそ焼肉を食べていました。ミズノオープンのときも日本プロのときもずっと(笑)。ゲン担ぎみたいなものですね」 今年もコツコツと目の前の課題をこなしていくことが目標だ。 「もちろん全試合勝ちたい。昨年ホストとして優勝できたミズノオープンも、ACNさんの試合もありますし、メジャーでいうと日本プロの連覇はもちろん、日本オープンは一番大きい大会だと思っているので、そこで優勝できたら嬉しいです。中島啓太はなるべくして賞金王になった。そういうゴルフをしていました。僕も自分で納得できるゴルフを目指します。賞金王になりたいというプランは立てずに、ベストを尽くしてそれが賞金王という形になればいいと思っています」 海外挑戦は、心の内にいったんしまっておく。 「実際に出場してみてテレビで見ていた以上のレベルの高さを経験できた。だからこそ、今まで以上に安易に『海外に行きたい!』ということを口にできなくなったんです。『行ける!』としっかりした自信をつけてから挑戦できたらいいと思っています。毎年コツコツ頑張りながら、チャンスがきたらチャレンジしたい。そのチャンスをつかむために取り組んでいきたいです」