まるでエイリアン!? 不思議なウミウシ「ヤマトメリベ」 浜松「ウォット」
浜松市中央区の浜名湖体験学習施設「ウォット」で、ウミウシの仲間では最大級の「ヤマトメリベ」が展示され、全長約40センチのくねくねとした不思議な姿が来館者の注目を集めている。同館によると、捕獲事例は少なく展示は珍しい。 透明な体にピンクの斑点模様があり、最大で50センチほどの個体も見られるという。頭巾と呼ばれる袋状の大きな口や、刺激を受けるとかんきつ類のような匂いを発するのが特徴。観光施設「海湖館」(湖西市)の職員が浜名湖で1日に捕獲し、ウォットに提供した。 ラッパ状に口を広げて餌を食べる姿に、訪れた親子連れらは「口がすごく大きい」「エイリアンみたい」と驚きの声を上げている。 同館での展示は十数年ぶりという。大竹純也館長は「これほど状態の良い個体は初めて見た。元気なうちにぜひ見てほしい」と話している。
静岡新聞社