パリ五輪総合馬術銅メダリスト・大岩義明の勝負曲は
秋と言えば“読書の秋”、“食欲の秋”、“芸術の秋”などいろいろありますが、“スポーツの秋”も外せません。特に今年は「パリ2024オリンピック・パラリンピック」が開催され、アスリートの真剣勝負に世界中が沸きました。そこで音楽ナタリーでは秋の特別連載「アスリートの勝負曲」を展開中。日本中に感動を届けてくれたアスリートは試合前、または普段どんな音楽を聴いているのかを探るべく、アンケートを実施しました。第8回は、総合馬術団体の日本代表、通称「初老ジャパン」のメンバーとして悲願の銅メダルを獲得した大岩義明さんが登場です。 【動画】大岩義明の勝負曲、和楽器バンド「日輪」MV 構成 / 丸澤嘉明 ■ あなたの勝負曲は? 和楽器バンド「日輪」「千本桜」 ほかにはアニメソング。例えば「鬼滅の刃」のオープニングテーマ全般(LiSA「紅蓮華」、Aimer「残響散歌」、MY FIRST STORY×HYDE「夢幻」、MAN WITH A MISSION×milet「絆ノ奇跡」など) ※編集部注:「千本桜」は黒うさPによるボカロ曲のカバー ■ その曲のどんなところが好きですか? また曲を聴くとどんな気持ちになりますか? □ 和楽器バンド 日本を離れて20年以上が経ち、故郷への思いというのが常にあり、和楽器と調和の取れた曲がとても心地よく心に響きますし、やはり日本はいいなとリラックスできます。 □ アニメソング 単純に主人公のように自分もがんばらねばという気持ちになれるから。 ■ どんなシチュエーションでそれらの曲を聴きますか? 我々のスポーツは特殊な競技で、馬をトラックで運びながら競技会場へ移動します。 時には2日、3日かけて別の国までトラックを運転して移動するので、その間自分がリラックスできる和楽器バンドの曲を聴きながら運転しています。 ほかには欧州の北のほうから南に移動してスペインあたりになると急に乾いた空気で天候も夏空に変わります。その際にはサザンオールスターズを流したりしますね。 勝負曲に関しては出番前にトラックの中のリビングで流しておいて、聴きながら競技用の服に着替えをして競技に臨みます。 ■ アーティストへのメッセージ □ 和楽器バンド いつも欧州で聴いています! 今年いっぱいで活動を休止するとのことですね。皆さんそれぞれ達人ですから、さらに極めていかれるのかなと勝手に想像しています。そう思うと活動休止ですが残念とは言えませんよね。 12月は日本にいる予定なのでライブに行けたらと思っています! ■ 大岩義明 1976年生まれ、愛知出身の馬術選手。10歳で馬術をはじめ、大学卒業後に一度競技から離れるも2001年に馬術の本場・イギリスに渡る。2006年にドーハで行われたアジア競技大会で総合馬術の金メダルに輝く。2008年の北京オリンピックより今年の「パリ2024オリンピック」まで5大会連続でオリンピックに出場。パリ五輪では総合馬術団体日本代表、通称「初老ジャパン」のメンバーとして悲願の銅メダルを獲得した。 大岩義明/Yoshi Oiwa (@yoshiakioiwa) / X