大河ドラマ『光る君へ』、倉沢杏菜、上村海成、阿佐辰美ら新たな出演者が発表
吉高由里子主演のNHK大河ドラマ『光る君へ』の第9次出演者が発表された。 大河ドラマ『光る君へ』は、平安中期に、のちに世界最古の女性による小説といわれる『源氏物語』を生み出した、紫式部の人生を描く。 【写真】阿佐辰美ら、大河ドラマ『光る君へ』第9次出演者【11点】 今回、『光る君へ』公式Xにて第9次出演者が発表された。藤原道長と嫡妻・倫子の次女・藤原妍子(ふじわらのきよこ)役を演じるのは倉沢杏菜。道長と源明子の長男・藤原頼宗(ふじわらのよりむね)役は上村海成。 三条天皇の皇子・敦明親王(あつあきらしんのう)役は阿佐辰美。藤原隆家と親交のある武者・平為賢(たいらのためかた)役は神尾佑。のちに「更級日記」を記す、ちぐさ/菅原孝標の娘(すがわらのたかすえのむすめ)役は吉柳咲良が演じる。 ▼藤原妍子(ふじわらのきよこ)役・倉沢杏菜コメント ――演じる人物の印象と意気込み 倉沢 私が演じさせていただく藤原妍子は、派手好きで自由奔放な人物です。強く楽しく生きていそうですが、実はすごく孤独感や満たされない気持ちを抱えながら生きている方だと思いました。父である藤原道長が藤原家を繁栄させていった、いわゆる藤原家全盛期の最中で、その裏の苦悩を体現したような人物だと思います。孤独を感じたりそれを何かで埋めようとしたりする人間味溢れる姿が、人の心はいつの時代も変わらないのだなと気づかせてくれます。 ――大河ドラマの出演歴や思い出、印象など 倉沢 大河ドラマは、私の曾祖母と祖母が大好きでずっと一緒に見ていたので、そんな大河ドラマにまさか自分が出演させていただけるということが信じられません。すごく嬉しいですし、身が引き締まる思いです。そして『光る君へ』は個人的にもすごく楽しく拝見していたのでその世界へ入れることが光栄です。至らないところもあると思いますが、精一杯頑張ります。よろしくお願いいたします! ▼藤原頼宗(ふじわらのよりむね)役・上村海成コメント ――演じる人物の印象と意気込み 上村 私事ですが、平安貴族の役を演じてみたい!あの装束を着てみたい!という夢が遂に叶いました。演じさせていただく藤原頼宗という人物は、この作品では母・明子の熱心すぎる教育の反動なのか、逆に出世欲に突き動かされるタイプではなく大人しく穏やかな性格に育った人という印象です。夢の平安貴族、思い切り楽しんで演じたいと思います! ――大河ドラマの出演歴や思い出、印象など 上村 以前『青天を衝け』に参加させていただきました。『光る君へ』の雅で優雅な雰囲気とは違って、幕末~明治とう改革の熱気みたいなものを強く感じました。大河ドラマという括りではありますが、それぞれ作品の方向性が違っていてとても面白いなと思いました。 ▼敦明親王(あつあきらしんのう)役・阿佐辰美コメント ――演じる人物の印象と意気込み 阿佐 大河ドラマへの出演というのは、役者を志した時からの大きな夢だったので『光る君へ』に出演させていただけることが決まったときは、言葉にできないほど嬉しい気持ちでいっぱいになりました。史実では、暴れん坊という印象が強い敦明親王ですが、今回の脚本では真っ直ぐで意外と打たれ弱いところなど、凄く人間味を感じる魅力的な人物だなと感じています。三条天皇、そして母の娍子と共に、光だけではなかった不遇の生涯をどう歩んでいくのか、一つ一つ大切に精一杯演じさせて頂きます。 ――大河ドラマの出演歴や思い出、印象など 阿佐 以前に一度、時代劇に参加させて頂いた際、本当にこのような文化や風景があったんだ、もっと知りたいと強く思いました。そして時代劇を通じて若い世代の人たちにも歴史を知っていただくために、まだまだ微力ですがもっともっと勉強して、少しでも何か自分に出来ることを見つけたいと思っていました。そんななかで『光る君へ』に参加させて頂けることになり、本当に光栄で身が引き締まる思いです。そして役者を志したときからの念願である大河ドラマということもあり、物凄く嬉しい気持ちです。 ▼平為賢(たいらのためかた)役・神尾佑コメント ――演じる人物の印象と意気込み 神尾 平為賢は平安時代、貴族の世から武士の世に移り変わる時代に生きた武将。時代の移り変わりの象徴の 1 人として登場します。おそらくこの頃には武士道精神というものはまだ確立してなかったが、忠誠、信義、献身に溢れ、純粋に藤原隆家の人柄に惹かれ心酔している、心から尊敬できる人物に仕えることは武士としてこの上ない幸せだったのだろうと思います。劇中では為賢ならではの忠と武を存分に表現したいと思います。 ――大河ドラマの出演歴や思い出、印象など 神尾 北条時宗(北条教時役)、利家とまつ(佐久間盛政役)、八重の桜(近藤勇役)、こうしてみると猛々しい武士ばかりです。正直に言って個人的に武士、武将の役はしっくりきます。前世はおそらく武士です(笑)。大河ドラマは時間をかけて丁寧に時代背景に沿ってドラマ作りが行われていると思います。日本ならではの時代劇の文化としてこれからも期待します。 ▼ちぐさ/菅原孝標の娘(すがわらのたかすえのむすめ)役・吉柳咲良コメント ――演じる人物の印象と意気込み 吉柳 まず、18 歳の時に共演させていただいた吉高由里子さん、脚本の大石静さんと、またこうしてご一緒できる機会をいただけたことがすごく嬉しかったです。ちぐさは「源氏物語」という誰もが知る物語の大ファンであり、彼女もまた文才に優れた少女であること。熱い思いを語るちぐさの、愛と煌めきを思う存分に演じたいと思います。 ――大河ドラマの出演歴や思い出、印象など 吉柳 まさか自分がこのような形で大河ドラマに出演させていただけるなんて思ってもいませんでした。 このお仕事をしているうえで、いつか大河ドラマに出たいと夢見てきました。この様な素敵な形で実現できることをとても光栄に思います。 想像もつかない世界なので、緊張していますが、精一杯頑張ります。 【あわせて読む】倉沢杏菜が大河ドラマ『光る君へ』に初出演、“派手好きで自由奔放”な藤原妍子を演じる
ENTAME next編集部