沖縄で新型コロナ流行の兆し 医療関係者が感染対策呼びかけ
沖縄テレビ
県内は新型コロナウイルスの定点あたりの感染者数が3週連続で10人を超えています。 病床がひっ迫するなど医療提供体制にも影響が出ていて関係者は感染対策を呼びかけています。 先月20日から26日までの一週間で県内7つの定点医療機関で報告された新型コロナウイルスの感染者の数は14.09人と3週連続で10人を超えインフルエンザであれば注意報レベルとなっています。 年齢別では60歳以上が前の週と比べて1.2倍と増えたほか、80歳以上の入院が1.67倍と急速に増加しています。 県立中部病院の高山義浩医師は救急病院の病床はすでにひっ迫していると警鐘を鳴らします。 ▽県立中部病院 高山義浩医師: 「沖縄本島中南部地域で特に流行が加速救急外来が混雑し始めている、病床ひっ迫し始めていて、これ以上の入院の受け入れが困難だという救急病院が増えてきている。集中治療室ICUが満員になって、コロナ以外の重症者の受け入れにも支障が出ている」 県議会議員選挙を控え、また観光のハイシーズンを迎える沖縄では、人の動きが活発になり感染の広がりが予想されます。 ▽県立中部病院 高山義浩医師: 「公共交通機関で移動される方、お近くに高齢者、乳幼児、妊婦さんが近くにいれる時は、その時だけでも配慮してマスクつけてほしい」 スタジオコメント補足: 高山医師は「高齢者や基礎疾患のある人に広げないよう配慮して、元気に楽しい夏を過ごしてほしい」と話していた。
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