センバツ、観客の声出し応援解禁へ マスク着用などを条件に
3月18日開幕の第95回記念選抜高校野球大会を主催する毎日新聞社と日本高校野球連盟は22日、今大会からマスク着用などを条件に観客の声を出しての応援を解禁すると発表した。春夏の甲子園大会では2019年夏以来、3年半ぶりに声援が戻ってくる。 【岡田結実さんや小芝風花さんらも…歴代センバツ応援イメージキャラクター】 22日にあった大会臨時運営委員会で新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインが決まった。新型コロナの影響で、20年夏の甲子園交流試合から22年までは拍手などの応援は認められたが、大声での応援はできなかった。プロ野球やサッカーJリーグでは今季から声を出しての応援が相次いで解禁されている。声出し応援やマスク着用ルールなどは新型コロナの感染状況や社会情勢によって変更される可能性があるという。 観客の上限人数は設けず、出場校用のアルプス席を除いて全席指定席でチケットが販売される。 出場校関係者などを対象としたPCR検査は大会前や初戦勝利後には行わず、体調不良者が出た場合に必要に応じて実施する。新型コロナに感染した選手が出た場合は22年夏の選手権大会と同様に、試合開始2時間前まで出場登録選手の入れ替えを可能とする。感染者が相次いで選手の入れ替えで対応できない場合は、3月16日までであれば試合日程の変更も検討する。 大会は3月10日に組み合わせ抽選会があり、同18日から阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開催される。【大東祐紀】