連続不審火で男を追送検 放火未遂など5件の容疑 深夜に自転車で路地回り、燃やしやすい場所探す 半径4キロ圏内、13件の不審火に関与か 捜査班は全件を立件 男、一部否認「有罪なら刑期が延びる」
埼玉県の久喜市などで8月、不審火が相次いだ事件で、上尾署特別捜査班は15日、5件の非現住建造物等放火未遂や器物損壊の疑いで、久喜市菖蒲町小林、無職の男(62)=現住建造物等放火罪などで起訴=をさいたま地検に追送検した。 【動画】写真公開…不審な男が徘徊している様子【写真4枚】
追送検容疑は2018年7月中旬ごろから今年8月6日の間、久喜市菖蒲町の倉庫やビニールハウス内の紙などに放火した疑い。 男は久喜市や桶川市、伊奈町の半径4キロ圏内で13件の不審火に関与したとみられ、捜査班は全件を立件した。一部について「金銭的に困窮し、イライラを晴らすためにやった」と認める一方、現住建造物等放火などについては容疑を否認。有罪となれば刑期が延びるという旨の供述をしているという。 捜査班によると、男は深夜に自転車で路地を回っていた。新聞や段ボールを屋外に置いている建物など燃やしやすい場所を探して、マッチで火を付けていたとみられる。