「バットで12発だ」脅迫86回、部下を自殺に…韓国最高裁、職場でのパワハラに「実刑2年6月」
【11月09日 KOREA WAVE】職場で部下の男性にパワハラを繰り返したとして、脅迫・暴行などの罪に問われた上司(41)について、韓国最高裁は6日、上告を棄却し、上司に対する懲役2年6月の実刑判決が確定した。 上司は昨年、江原道束草(ソクチョ)にある自動車部品会社で、部下の男性(25)に4回にわたって暴力を振るい、「明朝来たらバットで12発だ」などの暴言や脅迫を86回繰り返したとされる。男性は上司のパワハラに耐えかね、自ら命を絶った。 1審は「被害者は逃げ場を見いだせず、死を選択するに至った」として実刑判決を下した。2審で上司側は「自分に自殺の原因があるとは限らない」と主張したが、高裁は「加害者の行為が被害者の死に重大な影響を与えた」として控訴を退けたため、上司側が上告していた。 男性の兄は「職場のいじめに関する法律が強化され、同様の悲劇が再び起こらないことを願う」と述べた。 遺族はこの上司と会社代表への損害賠償請求訴訟を起こしている。また、労働福祉公団は今年9月、男性の死を労災と認定した。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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