旧門司駅遺構 イコモスが北九州市に「ヘリテージアラート」提出 建設中断と保存協議求め
RKB毎日放送
福岡県北九州市門司区の公共施設の建設予定地で見つかった旧門司駅の遺構をめぐる問題です。 【写真で見る】旧門司駅遺構の保存について協議することなどを求める 遺構の保存などを求める「ヘリテージアラート」を出したイコモスの担当者が6日、市役所を訪れ建設の中断を求めました。 6日午後、北九州市役所には日本イコモス国内委員会の溝口副委員長が訪れ、イコモス本部が出した「ヘリテージアラート」の文書を手渡しました。 旧門司駅の遺構は、北九州市が進める複合公共施設の建設予定地で見つかっていて、市は記録保存をした上で遺構を取り壊し、今年度中に施設の工事に取りかかる予定です。 これに対し、イコモスは、「遺跡の保存を怠っている」などとして建設を中断し、遺構の保存について協議することなどを求めています。 北九州市の武内市長は5日、老朽化が進む公共施設の「安心と安全を守っていくことを第一に考えたい」と述べ、計画通り建設を進める方針を示しています。
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