柔道界のレジェンド山口香氏がパリオリンピックの柔道を分析! 『垣花正 あなたとハッピー』
ニッポン放送で毎週月曜日から木曜日の朝8時からお送りしている『垣花正 あなたとハッピー!』。家庭の経済がプラスになるような話題や生放送ならではの情報をたっぷり届けている朝のワイド番組。8月14日の放送では、パリオリンピック2024を終え、日本柔道の今回の活躍やフランスの柔道教育との違いについて、ソウルオリンピック銅メダリストで、女子柔道の初代世界チャンピオンでもある山口香氏が分析した。
『垣花正 あなたとハッピー!』では、注目の試合が目白押しだったパリ2024オリンピックの結果を連日放送。初日から行われた柔道は金メダル3個、銀メダル2個、銅メダル3個の計8個という結果で終了した。ソウルオリンピック銅メダリストでもあり、女子柔道の初代世界チャンピオンでもある山口香氏が番組に生出演し、日本柔道の今回の活躍やフランスの柔道教育との違いについて語った。 日本柔道選手の活躍について角田夏実選手の名前を挙げ、角田選手の代名詞「巴投げ」について語った。角田選手の持ち前の手足の長さを活かした巴投げは、「一度両袖を掴まれて足を浮かせられたら絶対に逃げることはできない」とし、「あそこまで巴投げを極められるのは職人だ」と感じたという。 さらに、銀メダルを獲得した男女混合団体戦について、角田夏実選手や阿部一二三選手、阿部詩選手など、自分の階級より上の相手に対戦を挑ませたことについて、「かなり攻めの采配だった」と分析。また、自身が監督だったらこういう采配をしたかも…など、独自の見解も示した。
一方で山口氏は、日本とフランスの柔道教育の違いについても言及。日本柔道は“強くなければならない”という目的で「幼いころから厳しく指導する」傾向があるが、フランスは“社会性を学ばせる”という目的で、「楽しい柔道しかさせない」という特徴があるという違いについても解説した。また、海外の柔道選手の活躍には、日本が数多くの海外選手を受け入れ、指導してきた影響もあると語り、海外選手の躍進の基盤には日本の柔道があることを伺わせた。 最後に、今後の日本柔道について、「今回オリンピックを見ていただいた方々に、引き続き応援していただきたい」と語り、これから予定されている世界選手権などの大会にパリオリンピックで活躍した選手も多く出場するため、選手の活躍に注目し、ますます応援してもらえたらと今後の楽しみ方についても言及した。