オリックスの育成ドラフト3位・上原堆我が仮契約「成長できる環境に入れることをうれしく思います」
オリックスは16日、育成ドラフト3位指名の埼玉・花咲徳栄高の上原堆我(たいが)投手(17)と埼玉県加須(かぞ)市で仮契約を結んだと発表した。支度金は300万円、年俸は240万円(金額はいずれも推定)。背番号は29日の新人入団発表記者会見で発表される。 上原は静岡県出身で178センチ、84キロの右投げ右打ち。同校の先輩にあたる担当の岡崎大輔スカウトに「最速148キロのストレートとキレの良いスライダーで三振の山を築いていく投手。将来的にはチームの主力投手になれる可能性を秘めた好素材」と評価される右腕で、球団を通じて「仮契約をしていただき、改めて自分の発言や行動に責任を持たないといけないなと感じました。オリックスは投手の育成が素晴らしいとうかがっていますので、自分も成長できる環境に入れることをうれしく思います。自分のアピールポイントは、負けず嫌いで、気持ちを全面に出した投球だと思うので、そこをしっかり出していきたいと思います。小中高と両親の支えがあってここまで来ることができたので、一日も早く支配下選手になり、プレーで恩返しできるように頑張ります! 将来は球団の顔となり、日本を代表する選手になることが目標です」とコメントした。 上原は、2017年夏に全国制覇を果たしている花咲徳栄高で今夏の甲子園にエースとして出場。新潟産大付との1回戦で11安打されながらも5奪三振の1失点完投したが、チームは1―2と逆転負けを喫した。チームメートの石塚裕惺(ゆうせい)遊撃手は巨人からドラフト1位指名を受けた。
中日スポーツ