社会福祉法人の理事長選任を巡って元理事長が賄賂を受け取ったなどとして4人が逮捕された事件で、法人を監督する立場だった鈴鹿市が新しい理事長への不透明な金の流れがあったなどとして今年5月に警察に告発していた事が分かりました。 社会福祉法違反の疑いで17日送検されたのは、鈴鹿市の社会福祉法人「かがやき福祉会」の元理事長で、ネッツトヨタ神戸の代表取締役会長・四宮慶太郎容疑者（58）ら4人です。 四宮容疑者はおととし2月、かがやき福祉会の理事選任を巡って便宜を図ってもらいたいと依頼を受け、その見返りとして現金3500万円を受け取った疑いがもたれています。 この事件では、かがやき福祉会を指導・監督する立場だった鈴鹿市が去年行った監査で、法人の口座から757万円の使途不明金が新しい理事長に渡るなど不透明な金の流れを把握し、今年5月、警察に告発していたことが分かりました。 警察は国の補助金を狙った贈収賄事件の可能性を視野に操作を進めています。