千賀滉大、リハビリ登板決まるもメッツは故障再発にビクビク 「復帰してからも中5日?」に監督「ほぼそうなる」と明言
メッツのメンドーサ監督は1日、右肩の張りで今季まだ登板がない千賀滉大投手(31)が3日(日本時間4日)のマイナー戦で球団傘下1Aブルックリンの一員として初めてリハビリ登板する予定だと明かした。目安は2~3イニングで最多40球。実現すれば、昨年9月27日のマーリンズ戦以来280日ぶりの実戦マウンドとなる。地元放送局SNYなどが1日に報じた。 千賀はマイナーでの今季初マウンドの後は中5日でリハビリ登板を重ね、オールスター後の後半戦で復帰予定。「復帰してからも中5日で登板することになるのか」と聞かれた同監督は「ほぼそうなるだろう」と明かした。大リーグは通常、先発ローテ5人制を組み、中4日で登板させる。 慎重にも慎重を期するのは理由がある。今季は春季キャンプ中の2月後半に右肩の疲労を訴え、精密検査で「右肩後部の関節包にある中程度の張り」と診断を受けて離脱。米メディアのヤードベーカーによると、米紙ニューヨーク・ポストのシャーマン記者は「千賀が心配か? イエスだ。関節包は投手にとって特に気掛かりな故障箇所だからだ。メッツがスローペースでリハビリさせているのは懸念レベルを声を大にして公表できないことの証しだ」と話している。 千賀は昨年11月の新人王投票で次点になり、大リーグ公式サイトは「登板は『わずか29試合』だった。メッツは日本時代の登板間隔を模倣しようと、しょっちゅう余分な休養日を与えた」と、チームの起用法が受賞を逃した大きな要因になったと論じた。 実際、昨季の登板間隔は、29試合中26試合が中5日以上。22年12月にメッツと5年総額7500万ドル(約121億5000万円)で契約する直前は、メディカルチェックで「右腕に懸念材料が見つかった」ため、当初の予想年俸に届かなかったと報じられた。 (写真はAP)
中日スポーツ