メール送信忘れ、読み取り機が紙詰まり…ダブル選の開票終了、予定より3時間以上遅れ 岡山県知事選と衆院選、投票結果発表も
27日の岡山県知事、衆院のダブル選で、県内の各選管による投開票作業の集計ミスやトラブルが相次ぎ、投票率などの投票結果の発表と開票終了の時刻がいずれも当初見込みより3時間以上遅れた。同日選に伴う事務量の増加が要因の一つとみられる。 岡山市南区は報道機関に提供する開票速報について、今回から紙の資料配布に加えてメールでも送ることとしていたが、担当職員が変更を把握していなかった。作業中に気づき、システムにデータを入力し直したため、発表が遅れた。 総社市は、有権者1人が入院患者らを対象にした不在者投票の手続きを取りながら、期日前投票所で投票。この場合の取り扱いを巡る協議に時間を要した。早島町では開票作業を開始して間もなく、投票用紙を高速で候補者別に仕分ける「読み取り分類機」で紙詰まりが起こり、復旧まで職員が手作業で対応した。 これらの影響で県選管による投票結果発表が3時間25分、衆院小選挙区の開票終了時刻が3時間20分遅れた。県選管はミスやトラブルとの因果関係は不明としつつ「いずれも、同日選で増加した事務量に限られた人員で対応していた」と説明する。