エリザベス女王も目撃!? 幽霊が出る英国の城&宮殿
国王ジョージ3世の五男、カンバーランド公爵の使用人だったジョセフ・カリフは1810年、宮殿で就寝中に襲われ命を落とした。その亡霊が喉を切り裂かれ、血まみれの姿で現れると言われている。 ちなみに普段はグロスタシャー州の本宅で暮らしているアン王女もロンドンで宿泊しなくてはいけないとき、この宮殿を使っているそう。今のロイヤルファミリーきっての軍人として知られる王女は幽霊なんて平気だろうけれど。 (セント・ジェームズ宮殿で開催されたクリスマスパーティーに出席、ゲストと歓談するアン王女)
ハンプトン・コート宮殿
観光客も悲鳴を聞いた宮殿 エリザベス女王の従兄弟にあたるマイケル・オブ・ケント王子の息子、フレデリック・ウィンザー卿とアメリカ出身の俳優ソフィー・ウィンクルマンが結婚式を挙げたのがここ、ハンプトン・コート宮殿。 一般公開されていて世界中から観光客が訪れる名所だが、ここにも幽霊が出没する。1人は国王ヘンリー8世の3人目の王妃ジェーン・シーモア。1537年にこの宮殿で王子(のちのエドワード8世)を出産したが12日後に亡くなった。
またもう1人の幽霊はヘンリー8世の5人目の王妃キャサリン・ハワード。彼女を快く思わない国王の側近が彼女の浮気を国王に告げ口、激怒した国王はキャサリンを捉えて処刑した。キャサリンは逮捕されるとき悲鳴をあげながら廊下を走ったと伝えられている。今も宮殿の廊下には叫んで無実を訴えるキャサリンの幽霊が現れるという。観光客の中にも悲鳴を聞いた人がいるとか。 ちなみにこの宮殿は庭園も有名。毎年7月に開かれるフラワーフェスティバルにはキャサリン妃を始めロイヤルたちが訪れる。
サンドリンガムハウス
使用人が入りたくない部屋 ロイヤルファミリーがクリスマスを過ごすサンドリンガムハウス。ジョージ6世が死の直前まで過ごしていた部屋に幽霊が出ることで有名。ロイヤルファミリーに忠誠を尽くす使用人たちでもこの部屋で仕事をするのは嫌がるという。