子どもを「SAPIX」に通わせられるのはお金持ち!? 費用は1年間でどのくらい必要?
子どもをSAPIXに通わせようかと考えているものの、どのような塾なのかよく分かっていない人は多くいるのではないでしょうか。SAPIXは、中学受験に特化した塾として知られています。費用が高めなので、事前に確認してから入塾することが大切です。 本記事では、SAPIXはどのような塾なのか、かかる費用などについて解説します。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
SAPIXについて知ろう
SAPIXは、中学受験に特化した塾です。生徒一人ひとりの志望校に合わせた指導を実施しているため、難関校以外の学校を目指す場合でも入塾できます。ただし、希望すれば誰でも入れるわけではない点に注意が必要です。 入塾するためには、「入室テスト」に合格しなくてはいけません。入室テストは月に1回程度実施されているテストで、受験料は税込3300円かかります。テストに合格した人は入塾が認められ、原則としてはテスト翌月の上旬から塾に通うことが可能です。 次に、入室テストに合格した人には、入室オリエンテーションが実施されます。そこでは、授業の進め方や家庭学習の進め方、年間スケジュールやカリキュラムなど、SAPIXでの学習を進めるうえで必要な事柄について説明を受けます。 SAPIXでは、1コース15~20人程度で、コースは学力別で振り分けられています。コースを決めるテストは定期的に実施され、そのときの成績を加味して決まる仕組みです。なお、事前にSAPIXについての話を直接聞きたいという場合は、入室説明会に参加するとよいでしょう。 入室説明会では教育方針や入試の近況などの説明が聞けるほか、個別の質問にも答えてもらえます。入塾を希望するかどうか迷っている場合は、このような機会を利用してみましょう。
SAPIXでかかる費用はどのくらいか
SAPIXに通うためにかかる費用としては、主に入室金や授業料などが挙げられます。入室金は入室する際に支払う費用で、税込3万3000円です。授業料は学年によって月額が異なりますが、6年生は月額6万1600円(税込)のため、1年間では約70万円かかります。なお、関西校舎では選択授業の選択によって授業料が異なる点に留意しましょう。 授業料には、定期的に実施される組分けテストや復習テストなどのテスト費用に加えて、授業に必要なテキストやプリントの教材費や冷暖房費などが含まれています。 また、上記費用のほかにも、夏期講習などの特別講習や、問題集などの書籍の購入費、公開模試にかかる費用が別途必要です。このように、高学年になると授業料にかかる金額が高くなるほか、講習費や模試の費用なども必要になります。SAPIXは、テストに合格すれば入塾自体はできるものの、経済的に余裕がある家庭の子どもが多く通っている塾といえるでしょう。
SAPIXに通う場合は経済的余裕が必要
SAPIXは中学受験を目指している人が通う塾で、入室テストに合格すれば入塾することが可能です。ただし、SAPIXに通うためには、本記事で紹介したような費用がかかります。そのため、経済的にある程度の余裕がある家庭でないと続けることは難しいかもしれません。 また、そもそもSAPIXに通うのは学費の高い私立中学受験を目指す家庭が多いため、収入に余裕があって子どもに教育費をかけられる家庭が多いとも考えられるでしょう。 出典 SAPIX小学部 FAQよくあるご質問 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部