最新のウェアラブルAIデバイスは、話したことや聞こえたことをすべて記録(海外)
新しく発表されたAIガジェットのLimitlessペンダントは、衣服にクリップで固定し、1日を通して聞こえてくるすべての音を記録する。 【全画像をみる】最新のウェアラブルAIデバイスは、話したことや聞こえたことをすべて記録 99ドルのLimitlessペンダントは2024年4月15日から予約の受付が開始され、2024年後半に出荷される予定だ。 Limitlessペンダントは、会話を録音したりメモを取ることで、記憶の補助やパーソナルアシスタントになる機能を目的とする製品である。 成長中のAI搭載ウェアラブル市場に新たな製品が登場した。この新製品はユーザーが話したり聞いたりしたことをすべて記録するデバイスだという。 2024年4月15日に発表されたAI搭載のLimitless(リミットレス)ペンダントは、ネックレスのように身に着けたり、マグネット式の留め具で服に留めたりできるデバイスだ。1日を通して行われる会議やその他の会話を記録し、後で再生することで、ユーザーの記憶を助けることを目的としたものだという。 このペンダントは会議やその他の会話からリアルタイムのメモや要約を生成することができる。 デバイスが録音している間は、録音中であることを示すLEDライトが点灯する。もちろん知らない間に録音されていると思うとゾッとする人もいるかもしれないが、Limitlessは「同意モード」が問題を解決するはずだと述べている。 LimitlessのCEOであるダン・シロカー(Dan Siroker)は製品発表で、このペンダントは、音声識別機能を利用して、「録音に同意した人の声のみを取り込む」と話している。同意前の発言は録音されず、口頭で同意すると、ペンダントは発言の記録を開始する。Limitlessによると、ペンダントからのデータはクラウドに安全に保存されるという。 ペンダントがすでに録音を開始している会話にさらに多くの人の声が入った場合や、会話の背景で聞こえる可能性のある同意していない声をペンダントが録音するかどうかは不明だ。Business InsiderはLimitlessにさらなる情報について問い合わせたが回答は得られなかった。 また、アメリカでは州によって会話の録音に関する法律が異なる。録音されることに当事者全員が同意しなければならない州もあるが、当事者の一方だけが会話が録音されていることを知っていればいい州もある。これらの法律がこのデバイスに適用されるかどうか、またどのように適用されるかは明らかではない。 ペンダントのカラーは8色用意され、価格は99ドル(約1万5000円)。現在、Limitless.aiで予約を受け付けており、最初の製品は2024年8月に出荷される予定だ。
Sarah Jackson