FOMCショックの中でも「波乱耐性」に優れた好業績3銘柄
嵐のような相場環境の中でも抜群の耐性を誇る好業績銘柄を探してみた(写真:ヨコケン/PIXTA)
9月21日のFOMC(連邦公開市場委員会)でジェローム・パウエルFRB(連邦準備制度理事会)議長が早期の利下げ転換に慎重な姿勢を見せたとの受け止めが広がり、同日のアメリカ株式相場は続落。翌22日の東京株式市場は、これを嫌気して売り優勢の展開となり、日経平均株価は一時、約2カ月ぶりに2万7000円台を割り込む場面があった。 ただ、3連休を控えていることから、売り買いともに見送りムードが強まり、売り一巡後は下げ渋る展開となった。なお、政府・日本銀行は22日17時過ぎに1998年6月以来、約24年ぶりとなる円買い・ドル売り介入の為替介入に踏み切った。円相場は一時、1ドル=140円台まで円高方向に振れる場面があった。 来週(26~30日)の東京株式市場は、アメリカの景気減速懸念は継続するものの、日経平均が心理的フシ目の2万7000円水準まで調整し、ある程度の売り一巡感が出ていることや、2月期決算企業の第2四半期累計(3~8月)決算発表に伴う個別銘柄物色への期待感もあることから、全体相場は底堅い推移となりそうだ。来週の日経平均の想定レンジは2万6800~2万7500円とする。
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冨田 康夫