「事の重大さに理解してない」スマホ不正使用で引退の藤田菜七子、“競馬界に関わりたい”発言に批判
『週刊文春』で通信機器の使用を禁止されている競馬場内調整ルーム居室内に持ち込み。外部と連絡を取っていた疑惑が報じられ、10月11日に電撃引退をしたJRA(日本中央競馬会)の元騎手・藤田菜七子が、Instagramを更新。引退したことを改めて報告した。 【写真】引退から1か月…突然、お気持ち表明をした藤田菜七子
「疑念の残る行動しといて競馬界の為には無いわ」
《この度は私の行動によりファンの皆様、ならびに多くの競馬関係者の方々に多大なるご迷惑をお掛け致しました事を心よりお詫び申し上げます。(中略)今後につきましてはまだ何も決まっておりませんが、許されるならば、今後の競馬界の益々の発展に、私なりに尽力させていただけたらと考えております》 今後も競馬界に関わっていきたいと綴ったことでSNS上では、 《できることなら競馬の近くにいて欲しい 色々お話しして欲しい》 《この経験を前向きに捉え次は素敵な転機が訪れる事を私は願う》 と今後の活動を応援する声がある一方、 《自分にもJRAにも疑念の残る行動しといて競馬界の為には無いわ》 《実は菜七子は八百長の疑惑が未だに残る ましてや旦那がJRA職員の立場で旦那とも通信していたら相当闇が深い。本人が余りにも事の重大さに理解してない》 と具体的な説明がないまま引退したにも関わらず、競馬業界に携わっていきたいという発言に対して、厳しい意見も飛んでいる。 「公営ギャンブルの選手は八百長防止のために通信機器を持ち込まない、レース期間中に外部との通信はしてはいけないというのは、訓練生時代から厳しく指導されていることです。そんな基本的なことを守れなかった藤田さんに対して、競馬ファンから厳しい声が出るのは当然ですよ」(スポーツ紙記者) 今年7月、ボートレース江戸川に勤務していた男性が法律で禁止された舟券の購入を繰り返していた不祥事が発覚。 それを受けて、ボートレース事業を統括する一般財団法人「日本モーターボート競走会」が全国の関連施設で内部調査を行ったところ、計22人の職員に違法な舟券購入歴があったことがわかり、22人全員が諭旨解雇処分になる事件があったばかり。 「解雇になった職員の中には、レース期間中に選手と接触する機会がなかった人も含まれていると聞いています。それでも競技の公正性を疑われるような行為をしたということで、解雇になっています。 他競技はどんどん罰則が厳しくなっているだけに、藤田さん含めた若手騎手のスマホの持ち込みや不正利用が相次いで発覚したことで、JRAの管理体制にも厳しい意見が飛んでいる。そんな中で逃げるようにして辞めた、藤田さんを競馬関連の仕事で起用したいと思う関係者はいないのでは」(前出・スポーツ紙記者) 一方で、「メディアに出ない形なら可能性はある」という声も。 「2017年に藤田さんが騎乗していたルクレツィアという競走馬が軽い心臓発作で、ゴール後に転倒。藤田さんも投げ出されたにも関わらず、自分の身体よりも競走馬を心配し、寄り添う姿が話題になりました。騎手の中でも特に馬への愛情が深いことで知られているので、育成牧場での騎乗調教など、裏方としてなら関われる可能性はあると思います」(競馬関係者) JRA女性ジョッキーの第一人者であることは間違いないだけに、競馬界の発展に貢献してくれることを期待したい。