デビッド・フィンチャー、Netflixと英語版「イカゲーム」を企画
「ファイト・クラブ」「ゴーン・ガール」のデビッド・フィンチャー監督が、Netflixの大ヒットドラマ「イカゲーム」を英語リメイクする新シリーズを準備していることがわかった。 米Deadlineによれば、フィンチャー監督にとって2023年のNetflixオリジナル映画「ザ・キラー」(マイケル・ファスベンダー主演)に続く次の作品が、この英語版「イカゲーム」になるようだ。韓国発の「イカゲーム」が、ドラマとして他言語でリメイクされるのはこれが初めて。なお、同作に着想を得たNetflixのリアリティ番組「イカゲーム:ザ・チャレンジ」はシーズン2に更新が決まっており、またビデオゲームもリリースされている。 イ・ジョンジェ主演「イカゲーム」は、さまざまな事情を抱えた人物たちが超高額賞金を懸けたゲームに挑み、負ければすぐ死ぬ容赦ないルールの中で賞金獲得を目指すサバイバルスリラー。勝利の行方に加え、ゲームの裏に隠された謎に迫るサスペンス、参加者同士の思惑や動機が絡み合い生まれる濃密な人間ドラマが描かれ、世界中で大ヒットした。待望のシーズン2はNetflixで12月26日から配信スタートし、最終章となるシーズン3は2025年に配信予定となっている。 フィンチャー監督は過去に「イカゲーム」に似た世界観の映画「ゲーム」(1997)を手がけている。マイケル・ダグラスとショーン・ペンが主演した同作は、離婚し孤独な毎日を送る投資銀行経営者のニコラス(ダグラス)が弟コンラッド(ペン)に誘われて謎のゲームに参加するが、不可解な事件が続発し生命の危機にさらされるというサスペンスだった。 フィンチャー監督は当初「イカゲーム」を映画化するという噂があったが、ドラマシリーズとして制作することになったようだ。Netflixのフィンチャー版「イカゲーム」の詳細は不明だが、アメリカが舞台になり、脚本はデニス・ケリー(「ユートピア」)が執筆しているという。