「ありがとう…お疲れさま」復刻した紫の「やくも」ラストラン 鉄道ファンがホームで別れ惜しむ(米子市)
山陰中央テレビ
山陰と岡山を結ぶJRの特急「やくも」。6日に新型車両がデビューするのを前に、運行開始50周年記念で復活した紫の「スーパーやくも」色の車両が、5日にラストランを迎えました。米子駅ではセレモニーが開かれ、鉄道ファンなどが別れを惜しみました。 午前11時半ごろ、米子駅に姿を見せた岡山発の特急やくも5号。1994年から11年余り運転されていた「スーパーやくも」カラーの電車です。5日が最後の運行日となり、ホームでは多くの鉄道ファンなどが出迎えました。 紫のやくもは、特急やくもの運行開始50周年を記念した「リバイバル列車」の一つとして2022年に復刻、1日2往復運行されていました。 ラストランを迎えた「紫のやくも」。この列車はほぼ満席で、米子駅に降り立った約140人の乗客には、ティッシュケースなどの記念グッズが手渡されました。 乗客 「最後と思うとさみしい気持ち、明日からの新型にも期待したい」 乗客 「初めて乗った特急がスーパーやくもだった。ありがとうとお疲れ様と言いたいい」 特急「やくも」は、6日に新型車両「273系」がデビューし、6月15日からはすべての列車が新型車両で運行されます。 これにともなって、復刻された「国鉄色」と「緑のやくも」も前日の6月14日で運行を終えることになっています。
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