サッカー史上最強！ 伝説の「背番号10番」（2）悪夢からの栄光。史上最高の司令塔が誕生した瞬間
サッカーにおける世界最高の舞台、FIFAワールドカップ。この大会で伝説的な活躍を見せた背番号10番の選手は誰か？ 今回は各大会で背番号10番を背負って活躍した選手について、フットボールチャンネル編集部が独自の方法で算出した能力値を紹介する。
ジネディーヌ・ジダン（フランス代表） 生年月日：1972年6月23日（当時25歳） 1998年W杯成績：5試合2得点1アシスト フランス代表通算成績：108試合31得点 ロベルト・バッジョが英雄となった94年大会に続いて、98年フランス大会で伝説を生み出した10番がフランス代表のジネディーヌ・ジダンである。史上最高の司令塔は、母国での大会でフランス国民のヒーローとなった。 バッジョと同様に、ジダンもまたグループリーグでは批判の対象となった。聡明な選手である一方で、激情家でもあるジダンは第2戦のサウジアラビア戦で相手を踏み付けて一発退場。2試合の出場停止処分を受けてしまう。しかし、ブラジルとの決勝戦ではヘディングで2得点。優勝の原動力となり、一転して母国に栄光をもたらしたヒーローとなった。 能力値をみると、その凄まじさがわかる。「ドリブル」から「IQ」まで5項目で90以上を記録。特に「テクニック」はカンストの99。“マルセイユ・ルーレット”などで知られるように決して相手に奪われないボールコントロールは史上最高峰の力を持っている。さらに「守備力」もアタッカーとしては高い63。全ての能力が史上最高峰の伝説的存在となった。
