世界遺産効果で来場者増!快適な観光に...佐渡市の「史跡佐渡金山」がパンフレットなどリニューアル♪
世界文化遺産に登録された「佐渡島(さど)の金山」を代表する観光施設「史跡佐渡金山」(新潟県佐渡市下相川)が、来場者に配布するパンフレットをリニューアルした。敷地内を分かりやすく紹介する案内地図を掲載。登録後に来場者が大幅に増える中、スタッフの負担軽減につながっているという。 新たなパンフレットはA4判二つ折り。8月上旬から配布を始めた。登録決定を受けて表紙には「ユネスコ世界文化遺産」と明記。従来あった施設内のコース紹介をやめ、江戸時代の「宗太夫坑」と明治以降の「道遊坑」の全体像が分かる案内地図を掲載した。 施設では7月中旬、施設内の看板約100枚を更新した。迷いやすい場所に大型の地図を新設しており、新たなパンフレットにも同じ地図を使った。 英語を併記したほか、所要時間や全長、絶景ポイントなど、観光客から多く質問される内容も盛り込んだ。 史跡佐渡金山では、お盆期間(8月10~18日)の来場者数が前年比61・1%増の1万9938人に大きく伸びた。施設を運営する「ゴールデン佐渡」は「パンフレットに必要な情報を盛り込んだことで、省人化や省力化につながっている」と手応えをつかんでいる。