60歳目前、一田憲子さんの「暮らしの見直し方」。新鮮さを感じられなくなったら旅に出て
毎日の暮らしをアップデートしたいという悩みを、編集者でライターの一田憲子さんがQ＆A方式で答えます。もうすぐ60歳になる一田さんのクローゼットからインテリアまで、暮らしの見直しの秘訣が満載。ESSE読者が見直したことも紹介します。 【写真】「毎日使うもの」を替えてみるといい
Q：クローゼットのアップデートはどうしていますか？
→A：衣替えのときに全体を見渡すだけ。ルールはつくらない 衣替えのタイミングでクローゼットを見渡し、「自分がどんな服をもっていたか」を確認。まったく着ていない服はそのときに手放します。つめ込みすぎると手もちの服を把握しにくいので、全体を見とおしやすいしまい方も意識しています。「1枚買ったら1枚手放す」といった細かいルールは、私には向いていないので設けていません。
Q：今の暮らしに慣れすぎて、なにを変えたらいいかわかりません
→A：1泊でもいい。旅に出ましょう！ 暮らしに新鮮さを感じられなくなったら、1泊でもいいから旅に出てみましょう。いつもの環境を離れてまた戻ってくると、見慣れた家も違って見えてくるもの。旅が難しければ、インテリアがすてきな友人の家に遊びに行ったり、映画を観に行くだけでもいい。枠の外へ出て、自分の心が動く体験をすることで新しい視点をもてます。
Q：家事、ファッション、インテリア、見直すポイントが多すぎて…
→A：まずは「毎日使うもの」を替えてみる なにから着手すればいいかわからないときは、まず「毎日使うもの」を替えてみるといいと思います。タオル、スポンジ、キッチンクロス、茶碗…などデイリーに触れるものは、変化を実感しやすいんですよね。毎日出かける人なら、メイクに普段使わないようなアイテムや色を取り入れるのも楽しいし、気分もがらりと変わります。
Q：趣味も推しも見つかりません…
→A：学生時代に好きだったことにリトライしてみて かつて好きだったこと、得意だったことに再挑戦してみては？ 私も学生時代にやっていたテニスを再開したら予想以上にはまりました。新しい趣味を始めるときは、本能の赴くままに、夢中になれることを探すのも大事。自慢できるカッコいい趣味を探すのではなく、「人にどう思われても私は楽しい」と思えるものを見つけて。
