PSGがエンバペの得点など3ゴールで勝利 [写真]＝Icon Sport via Getty Images

　クープ・ドゥ・フランス準々決勝が13日に行われ、パリ・サンジェルマン（PSG）とニースが対戦した。 　現在リーグ・アンで首位を走るPSGと、欧州カップ戦出場権を争う6位につけるニースの一戦。試合の均衡は序盤の14分に破れた。PSGは敵陣右サイドでボールを奪ったところから、イ・ガンインが縦へ仕掛けてクロスボールを送る。ここはボックス内で相手に先に触られたものの、こぼれ球に反応したエンバペがダイレクトでパスを繋ぎ、ファビアン・ルイスとのワンツーでスペースへ前進。自ら右足で流し込み、PSGが幸先良く先手を取った。 　勢いに乗るPSGは33分にも追加点を挙げる。ニースが自陣でボールを回す中、ウスマン・デンベレがGKマルチン・ブウカまで猛然とプレスへ寄せる。デンベレの足に当たったことでGKブウカがボールを見失うと、デンベレは冷静にマイナスへ落とし、最後はF・ルイスが無人のゴールへ流し込んだ。 　だが、ニースもこのままでは前半を終わらせない。37分、自陣でボールを奪ったところから、くさびのパスを受けたエヴァン・ゲサンは左サイドへ展開。開いた位置でボールを受けたジェレミー・ボガはドリブルでワレン・ザイール・エムリ、リュカ・エルナンデスをかわして前進し、カットインでボックスまで侵入するも、ヴィティーニャに寄せられて右足を振り抜くことはできない。だが、セカンドボールを拾ったガエタン・ラボルドが左足でシュートを沈め、1点を返した。 　このままPSGの1点リードで後半へ折り返すと、60分にはPSGがセットプレーでトドメを刺す。左コーナーキックを獲得すると、イ・ガンインがショートで繋ぎ、デンベレからのリターンパスを受けてドリブルで仕掛ける。相手を引き付けてマイナス方向へ落とすと、サポートしていたヴィティーニャが右足でクロスボールを放り込む。これがダンテの頭に当たってゴール方向へ流れると、最後はルーカス・ベラルドがヘッドで押し込む。ベラルドのPSG加入後公式戦初ゴールで、PSGが再びリードを広げた。 　最終的にこれ以上スコアは動かず、試合はタイムアップ。PSGが、優勝を果たした2020ー21シーズン以来となる準決勝へ駒を進めた。 【スコア】 パリ・サンジェルマン　3－1　ニース 【得点者】 1－0　14分　キリアン・エンバペ（パリ・サンジェルマン） 2－0　33分　ファビアン・ルイス（パリ・サンジェルマン） 2－1　37分　ガエタン・ラボルド（ニース） 3－1　60分　ルーカス・ベラルド（パリ・サンジェルマン）