【MLB】ワールドシリーズ第4戦で「ベッツ妨害」のファン 第5戦は入場禁止に ヤンキースが公式声明
日本時間10月31日、ヤンキースはワールドシリーズ第4戦でムーキー・ベッツ(ドジャース)の守備を妨害したファン2人について、第5戦の入場を禁じることを発表した。第4戦の初回、ベッツがフェンス際のファウルフライを捕球しようとしたところ、最前列に座っていたファン2人がベッツの身体に触れ、捕球を妨害。この2人のファンは退場処分となり、ヤンキースは公式声明のなかで「容認できない不適切な身体接触」と表現した。ファン2人は第5戦の入場が禁じられ、所有しているチケットに関しては払い戻しが行われる予定だという。 熱戦が続くポストシーズンの日程・結果一覧 第4戦で起きた「妨害事件」について、ヤンキースは以下のような声明を発表した。 「昨夜、2人のファンがドジャースのムーキー・ベッツ外野手への容認できない不適切な身体接触によりヤンキー・スタジアムから退場させられました」 「選手、ファン、そしてスタジアムのスタッフの安心と安全は、ヤンキー・スタジアムで行われるすべてのイベントの根幹となる要素であり、妥協することはできません」 「今夜は今年最後のホームゲームであり、ファンの皆様には情熱を最大限に発揮していただきたいと思っています。ヤンキー・スタジアムは活気と熱狂で知られていますが、チームを応援する熱狂が選手を故意に危険にさらすような行為にまでエスカレートしてしまうことは決してあってはなりません」 「ヤンキースとMLB機構は、昨夜のような行為に対して、いかなる場合も容赦しない方針を貫いています。これらのファンは今夜の試合に、いかなる形でも参加することは許可されません」 該当のプレーでは、ファンの妨害行為があったことが認められ、打者のグレイバー・トーレスにはアウトが宣告された。ファン2人は退場処分となり、試合はその後、スムーズに進行されたが、ドジャースの選手たちには強い反応を示す者もいた。 第4戦で先発の大役を任された新人右腕ベン・カスパリアスは「あんなプレー見たことないよ」とコメント。ポストシーズンで存在感を示しているトミー・エドマンは「僕から見れば、あのプレーは馬鹿げていた。あの男は手首を引っ張り、グローブを外そうとしていたんだ。退場させられたみたいだったし、実際に退場させられたと知って嬉しかったよ。あんなプレーは見たことがない。許されない行為だ」と強く批判した。