派閥の政治資金パーティー巡り 愛媛選出・安倍派の山本議員と井原議員が会見
南海放送
派閥の政治資金パーティーを巡る一連の事件。安倍派に所属する愛媛選出の国会議員2人がきょう記者会見を開きました。 参議院議員 山本順三氏(愛媛県選挙区・安倍派): 「大変なご迷惑をおかけし、またご心配をいただいていること、さらには政治に対しての信頼感に大変な疑念を抱かしているということについては清和研のメンバーの一人として心から陳謝申し上げたい」 きょう東京で記者会見を開いた、山本順三氏。 2018年からの5年間で派閥から58万円分のキックバックがあったものの、収支報告書に記載していなかったことを明らかにしました。 山本順三氏: 「還元金という形で58万円があったという事実、 そしてそれが双方の収支報告書に記載されていなかったということは極めて残念に思っている/裏金を作るためにこういう作業をしたということは全くございません。」 山本氏によると、派閥から秘書に記載しなくてよい旨の話を聞いたということです。 山本氏: 「『秘書が秘書が』というのは忸怩たる思いがあるが、これ現実なんです」
衆議院議員 井原巧氏(愛媛3区選出・安倍派): 「責任を痛感し、不信を招いたことに心からお詫びを申し上げたい」 山本氏に続いて記者会見を開いた、井原巧氏。 2022年にノルマを168万円超えるパーティー券を売ったと説明しました。 一方で、当初からキックバックを拒否し、派閥に受け取ってもらった上で収支報告書に記載するよう要請していたものの、断られ続けたと明らかにしました。 井原巧氏: 「(パーティー券を)購入した方の気持ちを考えると派閥に収めるのが当たり前じゃないですか。それをノルマ以上受け取らないという派閥の対応は間違っていると思っている」 井原氏は、“宙に浮いた”状態の168万円について、「不本意だが寄付金として処理し、被災地などへ寄付したい」としています。