【日本ダービー】逆転候補は近10年4勝の皐月賞“追込勢” 牝馬レガレイラが史上4頭目の偉業達成へ
高速決着の皐月賞は
今年もダービーがやってくる。この1年、いや3年にわたる物語がひとつ終わろうとしている。そのラストカットはいったいどんなシーンになるのか。栄えあるダービー馬の称号をつかむ人馬に我々はなにを感じるのか。もちろんダービーの馬券を的中させたいが、ことダービーについては、そのときどんな感情が胸に宿るのか、これを大切にしてほしい。そして、その感情は永遠に心のアルバムに残り続ける。ダービーにはそれだけの力がある。ぜひ、ダービーからなにかを感じとってほしい。データは過去10年分を使用する。 【オークス2024 推奨馬】勝率40%、複勝率80%データ該当で死角なし! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) さて、クラシック第一冠・皐月賞は1:57.1のレコード決着で幕を閉じた。歴史を振り返ると、皐月賞が1分58秒以下だったのは今年を除き、2013年ロゴタイプ、16年ディーマジェスティ、17年アルアインの3例しかない。この3頭はダービーで5、3、5着。かわってダービーを勝ったのは、キズナ(京都新聞杯V、皐月賞未出走)、マカヒキ(皐月賞2着)、レイデオロ(皐月賞5着)。皐月賞惜敗ないし別路線組が大一番で逆転を果たした。高速決着の2000mとダービーのつながりは歴史が示す通りだろうか。 1番人気【2-3-2-3】勝率20.0%、複勝率70.0%を筆頭に5番人気以内9勝。複勝率ベースでも4番人気以内が優勢で、さすがに上位人気の壁は厚い。もちろん、12番人気ロジャーバローズの勝利や16番人気3着コズミックフォースなど大穴激走もあるが、まずは上位人気馬の力量比較から入りたいところだ。 2歳6月からはじまるクラシック戦線はいよいよ一つの区切り。ダービーまではたった1年であり、いかに効率よく消耗せずにここにたどり着けるかはポイントになる。キャリアは3戦【1-2-0-8】勝率9.1%、複勝率27.3%、4戦【4-4-2-31】勝率9.8%、複勝率24.4%、5戦【4-2-4-37】勝率8.5%、複勝率21.3%と5戦以内が目安になる。6戦【0-1-3-27】複勝率12.9%からは確率的に厳しく、この1年を5戦以内でおさめ、ダービー出走が理想だ。