レヴァンドフスキが現代サッカー界に警告 「新しい世代の選手たちはソーシャルメディアの存在から守られるべきだ」
サッカー界全体に蔓延る問題
ロベルト・レヴァンドフスキは今週、ポーランドのテレビ局『TVP Sport』のインタビューに応じ、バルセロナの下部組織であるラ・マシアの素晴らしさを称賛する一方で、16歳~17歳の選手に多くの責任がのしかかることの問題点について自身の考えを述べ、若手にスポットライトが当たりすぎる現代サッカー界について批判した。西『AS』紙が伝えている。 「 彼らの周りの人たちは、物事がうまくいかなかった場合に何が起こり得るかを覚悟しておかなければならない。彼らが受けるプレッシャーは非常に大きく、それに対応できる人はほとんどいない。これから入ってくる選手たちが、精神的に10年、12年、あるいはそれ以上耐え続けることは簡単な事ではない」 「インスタグラムやその他のソーシャルメディアによって、(これまでよりも)すべてが難しくなっている。逃れることはできないし、壁の陰に隠れることもできない。今、それがサッカー界における大きな問題なんだ」 現在レヴァンドフスキが所属しているバルセロナには17歳のパウ・クバルシや、16歳のラミン・ヤマルといったチームや国別代表の未来を担うとされている選手が所属している。レヴァンドフスキは彼らのプレーの落ち着きぶりを称賛し、素晴らしい人間性を持っている選手であることを強調しつつ、これまでのサッカー人生の中で酸いも甘いも経験してきたベテランは18歳にも満たない若手選手たちがこれから計り知れないプレッシャーに晒されることを憂慮している。 これまで多くの若手選手が青田買いとして法外な値段で取引されてきたサッカー界だが、その選手たちを守るためにはどのような方策をとるべきなのだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部